レキシントンの幽霊
夏休みなのでメディーアで借りたこの一冊。
実は、仮面の告白を借りようとしていた私。
けれどもうまく見つからず、むしゃくしゃしていたときに目に入ったのがこのレキシントンの幽霊でした。
「み」しまゆきお 「む」らかみはるき たしかにま「み」「む」めも。
実際私は村上春樹がそんなに好きではなくて、高校時代にうるさい?というか、結構目立ちたがりな感じの男子が「俺は村上春樹が大好きでだから早稲田の文学部を狙ってるんだ~」云々の話をしているのを聞いてはお前は文学男子じゃない土に還れそして受験落ちろとか思ってましたでござる。
いやそれは言いすぎかな・・・嘘・・・ごめんN田くん・・・元気かな・・・
それはあんまり関係ないのですが、村上春樹の独特の文体が何だか自分に酔いしれすぎじゃね・・・比喩ミサワじゃね・・・と思えてしまってあまり好んで読むことはありませんでした。。
けど教科書に載っていた「カンガルー日和」と「ふわふわ」は好きでした。
高校の時、毎月の読書ノートを「村上春樹」という課題で出された時、「ふわふわ」で書いたのが懐かしい!
ほとんど絵本のふわふわで読書ノートを書くというのはもう課題ナメてるも同然なんですが、ノートの最後に猫の絵と共に「猫最高(はぁと」という更にナメている落書きをしたにも関わらず、可をくれた現代文のBB先生は優しいと思います。しかも猫の落書きにgood!というコメントまでつけてくれた。GOD Sir.BB
話が脱線しましたが、そんな感じの思い入れを持っており、仮面の告白見つからんし村上春樹でも読んでやるかぁ!!はっはあ!!と思って借りた次第です。
とりあえずこの作品は短編。多分普通に読んだら1時間掛からずに読了できるはず。
全体的におしゃんてぃーです。
もうなんだかおしゃんてぃー。
村上春樹さん流石っすわ~って感じのおしゃんてぃーさ。
そんな雰囲気がこの作品のベースだと思う。
全体的にすこし曖昧模糊としたイメージというか、ぼんやりした話だなーという印象でした。
まあ、それが多分村上春樹さんの色だとおもうんですが。
そんなぼんやりとした中に、心に響く台詞があったり、話の流れがあったり。。。
多分読めば読むほど好きになる物語。
読後感はまったくすっきりしないしどちらかというと切なくて遣る瀬無い気持ちになるけれど、それがムラカマー(?)にはたまらんのでしょうな。
私もこのどうしようもない読後の孤独感は好きでした。
結構色々な短編が収録されていて、緑色の獣も読みました。
少しファンタジーとかホラーのような、不思議なお話でした。
ただ女の人はみんなあんな性格悪くないです笑
ムラカマー(?)に叩かれないことを祈って・・・
因みに遅かれながら注意させていただくと、これは一個人(一般ぴーぽー)がただ趣味の範囲内で喚いているだけなのでまったくもって信憑性もなければ権威もないです。あんまり本気で読まないで下さい。わろりーぬwwwくらいの気持ちで読んで頂ければ幸いです。
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