久々の祭り、衆院選が始まった。現在私の籍がある直島町は「香川1区」と呼ばれる注目区だった。菅内閣のデジタル担当大臣であり地元の有力一家の御曹司こと平井さんと、2020年に20年近く彼を追ったドキュメンタリー映画が公開され話題の小川さん、そして維…
チュラロンコン大学にて初演が行われていた『プラータナー』を観劇。 タイの小説家であるウティット・へ―マームーンによる原作小説をチェルフィッチュ主催の岡田利規演出にて上演。 上演時間は四時間超で休憩が二回ほど。かなりの長丁場だったが、骨太で歴史…
クラスメイトのMinkを誘いBkk art book fairに行ってきた。Book fairは若者でごった返しており若干人混みにあてられる。キュレーターによると東京のart book fairを踏襲して開催されたそうで幾つか日本の団体もいた。私は中国のZineに惹かれ購入。漢字に馴染…
数日前からバンコクに滞在しています。大学の交換留学でタイのチュラロンコン大学(タイでは少し保守的な国立トップ校)にて文化政策を学ぶ予定です。 一応悪筆ながらバンコクでの生活や芸術、アートの調査等を自分なりに行ってみたことをこのブログで記録し…
相模原事件の際、ネットで犯人の思想に関して「考えていることは正しい」と結構擁護する意見が多かったのを見たときから日本の社会にある「役に立たないものは価値がないもの、存在すべきではない」という価値観について考えていた。 最近問題になっている、…
最近オタクがやや再燃してきたのでまた楽しくブログを書こうと思います(何度目の宣言だろうか) この前に書いた幾つかのブログは、全体的にレポートを書く気概で書いてしまった。というのも、きちんとライターさんのように書かなきゃいけないと思い込み、そ…
会場:早稲田小劇場どらま館 出演:永島由里恵(青年団)、中田麦平(シンクロ少女) 舞台美術:高田冬彦 私達がいる世界は毎回何かを隠して均衡を保っている。実は人間の身体の中には汚いピンク色の臓器が蠢いていること、私達が食べた美味しいご飯はそこで…
三菱一号館美術館にて開催されている「ルドン―秘密の花園」展に行ってきた。オディロン・ルドンは19世紀のフランスにて活躍した画家でボードレールの悪の華の表紙画等で知られている。私は元々ルドンの柔らかな色彩とパステルのタッチ、夢見心地でありながら…
TPAMの一環としてSTスポットにて二日に分けて観劇しました。昨年とついこの前に二つともスクリプトだけ読んでいたのですが、やはり演劇は文字と劇で全然違うのがとても印象的でした。 特に「妖精の問題」は竹内さんの技量に役者さんの根性みたいなものを感じ…
運動体と言葉、生理的で感覚的で恍惚とした発語。妖精みたいにかわいい女の人と朽ちた夢みたいなお洋服。空間に雪崩れてくる運動体、初期の川上未映子は神懸ってる、先端でさすわ、さされるわ、そらええわ。私も暗唱してみるか。言葉は発した瞬間に私達の鼓…
クリムトの絵には人間の塊みたいなのがよく描かれている。ウィーン大学の天井画の三作や、後期~晩年に描いた《死と生》、《花嫁》が代表的だ。苦しんでる人、抱き合ってる人、恍惚としてる人、寝ている人、男も女も子供も怪物も一緒くたにごちゃごちゃと塊…
最近、色々な体験をしているのに何もアウトプットできていないなあと反省し、このブログを掘り出してまた更新し出すことを決めた。 文章を書くことが好きだったはずなのに忙しい(と思い込んだり、思わされたり)毎日のせいでここ一年あまり言葉に向き合わな…
日本を代表する前衛芸術家、草間彌生。草間彌生の作品と言えば、周知のとおりあの水玉が支配する物質と世界のイメージだった。ポップでありながらどこか不安と寒気を感じさせる赤と白の斑点。何故人間はトライフォビアが多いのだろう。私もブツブツ蓮コラが…
朝早く日本を出て、着いた先はかのホー・チ・ミンシティであった。想像はしていたが、熱い。春とはいえここは熱帯だ。 空港を出て驚いたのは、そのほとんど無秩序ともいえる道路交通だ。バイク大国であることは知っていたが、交通ルールって何?レベルのなん…
3月6日から14日まで、機中泊を含め計7泊、ベトナムへと旅行してきた。 まず最初にホーチミン三泊→ホイアン二泊→ハノイ三泊というプランだった。水曜どうでしょうには至らないが軽いベトナム縦断の旅である。(といってもフエやディエンビエンフーに寄ってな…
ピンチョンついに読んでます。スローラーナーと競売ナンバー。あとインヒアレント・ヴァイス、そしてこれから重力の虹~ 前々から気になっていたけど、前評判のせいでどこか触れられずにいたピンチョン。 意を決して読んでみたら、私この人好きだ!と思える…
初フェスはフジロックでした。 めーっちゃ疲れたしなんかストイックにバンド見たけど、充足感が本当にすごかったな。 見れて良かった、その一言でした。 まあその中でも特に印象に残ったといいますか、個人的に文字化させたいかな~と思ったバンドをいくつか…
元々クンデラという名前は知っていた。題名がすごく印象的だったし。 LAに行って、感じたことへの答えがこの中にあるんじゃないかなあと直感的に思ったのでほぼ衝動的に本屋さんで購入しました。 ていうかね、この↓の画像の帯に「20世紀恋愛小説の最高傑作…
今更ながらLAまとめたいな~と思ったのでこちらで。 ただの旅行ながら色々感じたり触れたりしたので記憶書きに書こうと思います。 まあ学生旅行といえなんか凄まじい日程滞在しました、途中死んだり無駄遣いしたけどすごい楽しかった。また行きたい。 LA、西…
所謂 森美はしごしてきました。 なんかアンディ・ウォーホルの先行イメージがあまり良くなくて、アメアパ系女子とか浅いくそ男とかが「アンディウォーホルいいよね~(ドヤ)」と言って酔いしれているイメージがあった。そんな感じの人々は若干イラッとする…
あ~久々すぎる。 色々めんどくさいことが起きて、いろいろめんどくさいことをして、気分は下がっていたけどなんだかんだでそれを上回るくらい楽しいこともあったので持ち直しました。 また英訳したいな~ムーンリバーとかでやっちゃうかあ そんなこんなで今…
割と忙しくてやるやる詐欺と化してたが、やっとできた! 簡単な英語で訳しやすかった() まあ、敢えてのデビューシングルのhand in gloveを選びました。 最近アルバムツアー中のマーさんのインタビュー(なんかおかしい)曰く「俺とモリッシーの関係から生…
歌詞和訳したいのにー 近いうちにしよう。 敢えてスミスに挑戦してみようかと なんだか、最近新学期のせいかこう、自分を省みる?っていうのかな、そんなことが多くなって 自分の社会不適合性に日々驚いていたりする。 いや~ほんとモリッシーとかロックスタ…
青春商法とはなんたるかについて考えてみたりします。 まだ私も人によっては青春と呼ばれる時期にあると思うのでまだわかったような口を利く立場ではないのかもしれないけれど。 実はテニミュを観劇してきました。 ぶっちゃけ見る前は顔の良い男の子たちのバ…
前々から気になっていたけれど、ドイツ語の先生におすすめされて遂に読んだこの本。 読み終わった後の困惑と興奮が忘れられない。 これこそ耽美!穏やかじゃねえ!!@トータルテンボス トーマス・マンと実吉さんの訳が合わさってこの境地に達したんだろうな…
今、すごい一度は皆が通る道と名高いthe smiths聞いちゃってるよ・・・。 なんかメロディは浅葱色とか、白群(ぐぐって調べた)みたいな爽やかなイメージが主なんだけど、少しだけ暗さがあるのと、歌詞がふわ~っと絶望してるのが不思議なくらいに共存してい…
ベビシャンニ連続になってしまった・・・ The smithsとかもやりたいと思ってるんだけれども またもやサードから。 すっごい爽やかなギターポップ。イントロがスピッツの春の歌を髣髴とさせる感じ。 サードの中で一番最初にデモが公開されたこの曲。イントロ…
baby shamblesの3rdアルバム、ヘビロテなう。 やはりピートさんの書く詩、詞?が好きだなあと再確認。ロマンチストな感じがよいですね。 絶対女の人ってああいう男の人すきだとおもうんだよね。 ロマンチストだけどどうしようもなく子供っぽくて自己中、けど…
前から何かに対する考察(とかいう大それたものでもないけど)をまとめたいと思っていたのでやっぱりブログがいいだろうってことでまたリボーンいたした。気持ち悪い過去ログは見ずに消した。 今日は初めてのロンドン単独行動で中々アグレッシブな一日を過ご…
実は1日にエルグレコ展行ってきました~ 先輩の無料招待券により無料で入場できたという所謂棚ぼたです笑 前から文芸サークルのOくんに借りている(もはや借りパクの域・・・会わないもんで)キリスト教美術事典を読み込んでいたので、絵画の所々にモチーフ…