the garden of entropy

芸術カルチャーらへんが好きなKO学生が書く粗雑な感想たち。基本思いつきなので途中で投げ出したりするけど許してネ。

クラスメイトのMinkを誘いBkk art book fairに行ってきた。Book fairは若者でごった返しており若干人混みにあてられる。キュレーターによると東京のart book fairを踏襲して開催されたそうで幾つか日本の団体もいた。私は中国のZineに惹かれ購入。漢字に馴染みがあるからか知らないが中国語で構成されたものが凄い好きなのだ。チャイナタウンの毒々しい漢字のネオンとかも大好き。またその団体さんが売ってた雑誌に柄谷行人の名前を見つけた。かつての日本の代表的な批評家が今中国の若い人々によってこう紹介されてるのか〜〜と思うと感慨深い。

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その後ホドロフスキーのHoly mountain上映がJAMライブハウスであるらしいということでそこに向かった、が、あまりにもローカルな立地とDOPEすぎる外装に慄く。上映も深夜に食い込むとのことだったのでまた今度とその場を後にした。

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その後カフェを探してウロウロしていると、不思議な中国系の寺なんだか公園なんだかもうとりあえず不思議な場所へと迷い込んだ。しだれ柳で縁取られた道、そして一面を覆う墓!!中国の墓はポップな墓碑と棺(?)を埋めた土から緑を生やしている不思議な土葬っぽい感じ。そしてその周りには平気でフィットネスやバトミントンコートがあり中国系の人達の憩いの場となっていた。ここなんなんだろうと思いながら緑いっぱいの墓ロードを歩いた。

 

バンコクのすごい所は、王族でも住んどるんか?!?!的な高級駅前コンドミニアムに驚いた後、小さなsoiを少し入るとその瞬間に突然バラック街のようなガチローカルに出くわすところ。それは経済格差の表象でもあるんだろうけど、私はそのナチュラルな歪みがこの世ってサイケだなと感じられるので好きだ。そう、この世って普通にまともなんかじゃないのにどいつもこいつもまともヅラしてベラベラいろんなこと喋ってるのが不思議でならない。ナチュラルに狂ってる不思議な世界が表象されてるのを自分の目で見るのはとても刺激的で楽しい。